離婚を考えたときに準備しておく8つのこと

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離婚を考えたときに準備しておく8つのこと

チラっと離婚が頭をよぎったとき、離婚を考えるけれども、まだモヤモヤしているとき、たぶん今後もまたその考えが頭をよぎることが来るかもしれません。迷いがあるうちは、まだ結論するべきではない時。ただ、今後迷いなく「別れよう」と決断した時に慌てないように「8つ」の準備は早い段階からしておきましょう。たとえ離婚することがなかったとしても、きっと無駄にはなりません。

シュミレーションしておきたいこと

1.生活していけるかどうか
一番大事な確認事。どうやって生活していくのかどうか(生活費、食費、住居費、子供費など)、毎月いくら必要でいくら収入があるのか、イメージしておく。子供がいる場合、住む市町村の児童手当、場合によっては生活保護なども確認。医療費補助など市町村によって大きく変わる。
2.住む家はどうするか

現在の住居が持ち家か賃貸か、その家が分譲の場合、売却するのかしないのか。賃貸の場合、同じ場所に住み続けるのか転居するのかなど。

分譲の場合は、名義や住宅ローンの残金、売却する際、購入金額より高くなる(売却益がでる)のか逆に売却してもローン残債が残るかどうか。ケースバイケースの為、慎重に。売却を前提に見積もりをして売値の相場をつかんでおきましょう。

イエウールなどで査定

【2024年最新】家売却相場はいくら?売出価格の設定方法も解説
家の売却相場は築年数や購入価格など様々な条件によって決まり、例えば築15年の家の売却相場は新築時と比べて約79%です。自分で詳しく調べたい場合は、過去の成約事例を調べたりデータベースを使ったりする方法がおすすめです。

また、家の所有者がそのまま住み続ける場合もあるため、その場合財産分割をどう判断するか、など。

3.子供がいる場合、住む地域によって学校、未就学児は保育園などの確保
まだ働いていないお母さんが子供を引き取り働きに出る場合、お迎えが必要な年齢かどうかにもよりますが、職場→お迎え→自宅などの流れも、新居を決める際にはエリアを絞りやすいです。
4.養育費や慰謝料をもらいやすくするために

配偶者が決定的に有責の理由がある場合、証拠を可能な限り確保しておく。暴力などの場合は写真や診断書、浮気や不倫の場合などはレシートや浮気相手とのやり取りなど。

養育費の金額は一体どれくらいになるのか、どうやって算出されるのか、イメージできていると土壇場にこれくらいなのかな、と妥協せずに済みます。

養育費算定表:裁判所

養育費算定表 | 裁判所
裁判所のホームページです。裁判例情報、司法統計、裁判手続などに関する情報を掲載しています。
5.離婚により働きに出る場合、子供が病気になったとき、預ける場所はあるかどうか

保育園に入りたての乳幼児はとにかくすぐに熱を出したり病気をもらって来たりします。急なお迎えコールに自分以外でも対応できるようにしておく。実家が遠かったり、近くても仕事をされていてお願いしにくい親御さんの場合などは、病児保育など利用するのもひとつ。市町村のホームページなどで確認。

6.名義変更、住所変更するものをまとめる

免許証、クレジットカード、銀行口座、パスポート、職場で必要な書類の確認、引っ越しがある場合、市への転居手続き等

7.離婚の条件(養育費、慰謝料、面会日等)や譲れない条件など書き出しておく

結婚後の資産は共有資産となり二人のものです。(貯金、有価証券、家具、車、年金、退職金、不動産など)隠し財産がないか余裕があるときに調べておく。預金通帳のコピーなどとっておくのもベター

離婚の際に慌てないようにきっちり書面にして、口約束では終わらないようにする。

8.不明点や相談などはまとめて市の法律相談や法テラスなど利用し解決しておく

法テラスの弁護士相談など安価なため、私自身も離婚前に利用しました。聞きたいことをまとめておくと便利です。気持ちが焦るばかりに条件を妥協したり、決め事を忘れたりするのはよくありません。納得のいく「離婚物語」にし、前向きに生きるためのステップなので日頃から「離婚」がちらつくのならば、シュミレーションしておき、条件をまとめておくのが懸命です。土壇場はそこまで精神的に余裕がありません。余裕がないばかりに損してしまうのはもったいないです。

また、養育費は子どもの権利ですが、それだけをアテにしておくのは良くないです。滞ると途端に路頭に迷うことになります。しっかりと就職などし、生活できる術を身につけておきましょう。離婚前に離婚後の仕事など、どうするかも見据えて資格取得や職業訓練校、得意だったがブランクが空いてしまっているものに再チャレンジする、また仕事を離婚前から探して働いておくと、金銭的にも生活のリズムなども急に変化することなく受け止めやすいです。また、定期的な固定収入があれば裁判となった場合にも親権取得に有利です。

まとめ

自分から言い出した離婚でも、決め事や結婚してから築いたものは意外に多く、どんどん疲弊していくのが離婚です。土壇場に条件なんてどうでもいいから早く別れたいとならないように気持ちの余裕があるうちに、一つ一つ「どうしたいか?」考えてまとめておきましょう。

今はしんどくて笑う余裕などないと思いますが、未来が見えなくても、きっと明るい未来がやってきます。

まだまだ人生は続きます。前を向いてがんばりましょう。

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