夏が始まる前の本気の害虫対策完全攻略版
いよいよ、もうすぐ、夏本番ですね。と同時に虫が蚊がゴキブリが・・・大量発生する季節です。
私は・・・というとめちゃくちゃ虫嫌いなんですが、当然ですがシンママというのは、虫の処理までも自分でやらなければならないんです。当たり前なんですけど。
最近は住宅も気密性が高く暖かいので冬場でも油断できないですね。対策は通年で臨まなければなりません。
では、主な不快害虫はどのような場所で発生するのか?害虫ごとに対策をまとめました
不快害虫の発生場所&対策
ゴキブリ
ゴキブリの繁殖時期は梅雨です。そのため完全に対策するなら、5月のうちにスタートするのがベスト。5月の初め頃に一度、くん煙剤を使用し、卵がふ化する2〜3週間後にもう一度くん煙剤をたくと効果が高まります。
屋内の害虫対策は、
- 排水管と床の隙間を埋める隙間があるとゴキブリが出てくる場合もあるため、しっかり確認&隙間を防ぐ
- ゴキブリが潜みやすい場所にはゴキブリ予防のスプレーを吹きかけて、滞在させないようにする。(食べモノにはかからないように要注意)
◇食洗器の下
◇ガスコンロの下
◇シンク周り
◇冷蔵庫周り
◇電子レンジの下・裏
- 室外機のドレンホースにはすべて防虫キャップをつける(100均(画像はセリア)で売っています)
- エアコンの周りの隙間も見落としがちなので、しっかり確認&塞ぐ。また、害虫は外から侵入するため、害虫予防の粉剤やスプレー、防虫シールを網戸に貼り、玄関には虫除けを吊るす。
- 換気扇は、「プロペラタイプ」と、コンロを覆ったような「レンジフードタイプ」があるのでそれぞれにあったフィルターで侵入をブロック。
◇プロペラタイプは回っていないときの隙間から、
◇レンジフードタイプは外の換気フードから、
吸い込まれて害虫が侵入する場合があります。換気扇のタイプにあった専用のフィルターをつけ侵入を防ぎましょう
ダニ
肉眼ではほとんど見えません。人のフケやアカなどを餌にして湿気を好みます。じゅうたんや枕、布団など。部屋にホコリや人のアカやフケが溜まると、ヒョウダニと呼ばれるダニが繁殖しやすくなります。ヒョウダニが繁殖すると、それを餌にしているツメダニと呼ばれる人を刺すダニも発生するため、定期的な掃除はダニの繁殖に効果的。また、結果ゴキブリの餌をなくすためにも有効です。ダニを駆除した後は、必ず掃除機をかけましょう。残った死骸や糞から、アレルギー発生の原因となります。掃除機は、最低でも週に2回以上がベスト。
布団・ベッドにいるダニの駆除方法
働いているとなかなか布団を干して外出できません。布団乾燥機で干せない布団もカラッと快適に。
ハエ・コバエ
ハエは腐りかけの食べ物や糞便を餌とする衛生害虫・不快害虫です。一度卵を産み付けられると大量発生します。
生ゴミのニオイだけでなく、明るい電気の回りなどにもハエ・コバエが寄り付く原因になるため、基本の対策に加えて、防虫仕様の蛍光灯に変えるなども必要。
また産卵は水分がある場所で行われるため、台所などの水分はしっかり除去しておくことも必須です。
- ゴミはできるだけ早く処分する、
- 収集日まで保管の場合はゴミ袋を二重にする
- 水分をふき取る
- 生ゴミ
- お酒やビールの残りをその辺に放置しない
- 常温保存されている野菜・果物は冷蔵庫に入れる
など、ニオイの発生を断ち切ることが大切。
蚊
蚊は水たまりに卵を産む性質があるため、ベランダや庭の水たまりを放置しないように気をつけましょう。雨あがりの湿度が残っている日は、特に産卵が活発になります。
そして、水がたまった空き缶や水たまりで繁殖しやすく、蚊の幼虫であるボウフラが発生します。玄関での出入りだけでなく、通気口や網戸など小さな隙間も潜り抜けてしまう虫です。
蚊が水たまりに近づくのを防ぐために、雨が上がったらすぐ庭やベランダに蚊取り線香をたいたりスプレーを振ったりするのがオススメです。
ムカデ
ムカデは餌となる昆虫やネズミなどがいる場所に出ます。まずは他の害虫対策を行い、ムカデが寄り付かないようにします。ムカデ用の薬剤を家の周りにまいたり、家にある隙間を極力ふさいだりする方法が有効です。
ハチ
ハチの中でも特に危険性が高いのが、強い毒性をもつ「スズメバチ」です。ベランダの室外機や軒などに巣を作ることが多いです。
巣に近寄ると人を刺し、おまけに刺されるとアナフィラキシーショックが起きるなど死の危険性があります。
蜂の巣スプレーは、以下のような蜂の巣ができやすい場所に散布しておくとよいでしょう。
蜂の巣が作られやすい場所
- 屋根裏や天井裏
- 雨戸や窓の下
- 軒下やテラス
- 室外機や通気口周辺
- 床下
- 物置
- 庭の樹木や生垣
普段ベランダって下しか見ないことが多いですが、一度、見上げてみたり壁を注意深く見てください。我が家は、数年前にやたらハチがベランダにきていると思ったらちょっと見えにくいところの植木鉢の裏に巣が作らていてびっくりしたことがあります。それ以来ベランダの植木鉢はすべて撤去し防虫スプレーを時たま散布しています。スズメバチとアシナガバチは作る巣の模様が違います。スズメバチは絶対に業者に退治してもらってくださいね。
スズメバチの巣・・・マーブル模様になっている
アシナガバチの巣・・・シャワーヘッドのような出入口がむき出し
アリ、シロアリ
アリは戸建ての1階に出やすい害虫です。食べかすなどの臭いを感知し、家の中に侵入することがあります。
屋外では、アリの巣穴や通り道に殺虫剤をまくことで対策できます。室内では食べ物を密閉容器に入れて保存し、寄り付くのを防ぐことが大切です。
一方のシロアリは、建材の木を食い荒らし建物倒壊を引き起こす恐れもある危険害虫です。ウッドデッキなど庭にある木材にも被害を及ぼします。
定期的な点検による早期発見が基本の対策になります。家への侵入を防ぐためには、殺虫剤の使用が効果的です。シロアリが発生する4〜5月にかけて、侵入経路になりやすい場所に殺虫スプレーを散布しましょう。
シロアリの侵入口
- トイレ
- 浴室
- 玄関付近
- 湿った土台
- 花壇の柵
- 床下
不快害虫を防ぐ、絶対にやっておきたい基本の害虫対策
湿気を防ぐ
トイレ、お風呂は換気扇
部屋を換気する
日頃から換気などを行い、湿気が溜まらないように注意することが必要なんですが、隙間があるとそこから害虫がはいってくるので網戸がきっちり閉まっているか確認する。半開きであったり、窓枠がずれていたりするのはしっかり治しましょう。そして以外に知られていないのが、「網戸の位置」と「網戸とサッシの隙間」を気にしていない人が多いこと。
「網戸が左側にある状態で窓を半開きにしない」網戸に近い窓を半開きにしてしまうと、隙間ができてしまい、害虫が家の中に侵入するおそれがあります。
網戸を左側にするときは、網戸側の窓を全開に。
窓を全開すれば、害虫が侵入できる隙間がなくなります。
「窓を全開にすると少し寒い……」という場合は、網戸を右側にして半開きにします。
殺虫剤・忌避剤・ハーブを活用する
小さいお子さんがいると害虫スプレーも躊躇しますよね。スプレーほど強力じゃないですがハーブだと安全で安心です。
室内では、レモンなどの柑橘系やペパーミント、ローズマリーなどのハーブを取り入れるのも効果的です。
- おすすめのアロマオイル・・・レモングラス、シトロネラ、ユーカリ、ペパーミント、ゼラニウムなど
好みの香りでえらんでもいいですね。
ベランダを掃除する
湿気を防ぐことが一番の害虫対策です。
枯れた葉や生えた雑草は放置せず、早いうちに除去し、風通しをよくするのが有効。
雑草が生えていたり、茎や枝がこみ合っているなどで風通しが悪くなると湿度が上がり、ガの幼虫やアブラムシ類の害虫の原因となります。
雑草とりが苦手な方は一気に枯らすことができる除草剤を使うのもおすすめです。
家の周りの水たまりをなくす
蚊はバケツ、植木鉢の受け皿、古タイヤなどに溜まった水に卵を産み付けます。
蚊の成虫は1回に数10個~200個の卵を産むため、孵化すれば多くの蚊が発生してしまいます。蚊を寄せ付けないためにも、水たまりができそうなものは排除するとよいでしょう。
ダンボール
ネットショッピングで買ったものが入った段ボール。そのままおいてませんか?ダンボールにはたくさんの隙間が空いているため、そこに幼虫や卵が産みつけられているかもしれません。そのため放置していると、家に害虫が大量発生ということに!また暖かく人目につかないという特徴から、害虫にとって快適なすみかにもなります。
不要なダンボールや紙袋はすぐに処分しましょう。
洗濯物は夜間に干さない
洗濯物を夜まで干しっぱなしにするのは避けましょう。ゴキブリなど夜行性の害虫が卵を洗濯物に産む可能性があります。そのまま気づかず取り込んでしまうと、室内での大量発生に繋がります。
また害虫はガラス窓からの光に寄ってきやすいので、洗濯物の出し入れ時に一緒に室内に侵入することも考えられます。白い洗濯物や綿などの素材も虫がつきやすいので、夜間は特に注意が必要です。洗濯物を取り込むときはよく振ってから取り込んでください。
ベランダーに出入りするときはスプレーを振ってから出入りする。仕事などの都合で夜洗濯する場合は、室内に干しにして朝外に出す。小さなお子さんがいると防虫スプレーを使うのが気が引けますが、薬局で売っているハッカ油もおすすめです。スプレー式もうっているので、ベランダに出入りする時にワンプッシュしてから出るようにしています。
ベランダは定期的に見回りする
雑草や落ち葉は定期的に掃除しましょう。放置していると昆虫の死骸もアリを寄せ付けてしまう原因に。湿気がこもりやすいプランターは日当たりのよい場所や台の上に置いて直置きせず、ハンギングで何かに掛けたり工夫が必要です。
ベランダは危険度の高いハチが頻繁に発生する。コンクリートの壁にも作られるときは作られます。上を見上げて巣が作られていないかこまめにチェックしましょう。
まとめ
家の中の害虫対策
- 網戸の位置に気を付ける
- 網戸とサッシの隙間を埋める
- 換気扇にフィルターを付ける
- 週に2回は掃除機をかける
- ゴキブリが潜みやすい場所ににゴキブリ予防のスプレーを吹きかける
- 家を清潔に保つ
- 湿気を防ぐ
- ダンボールは放置しない
- 殺虫剤・忌避剤・ハーブを活用する
- 家の隙間を埋めたり防虫ネットをかけたりする
玄関や窓には虫除けを置く
- 排水管と床の隙間を埋める
- 布団は天日干しか布団乾燥機で湿気を飛ばす
- 排水口はこまめに掃除をする
- 洗濯物を取り込むときはよく確認する
- ベランダの出入り時も一緒に入りやすいのでスプレーなどで対策する
家の周りの害虫対策
- エアコン周りの隙間を埋める
- エアコンのドレンホースには外注キャップを付ける
- 家の周りに害虫予防の粉剤・スプレーを撒く
粉剤は雨に強い商品が多く、撒いておくだけで長期間害虫の侵入を予防できます。粉剤が撒きにくいところは、害虫予防のスプレーを吹きかけておくのがおすすめです。
- ベランダを掃除する
- 庭の雑草は取り除く
- 家の周りの水たまりを無くす
- 網戸と窓ガラスに害虫予防のスプレーを吹きかける
- ハチの巣予防のスプレーを吹きかける
それでも、もしでてしまったら
それでも害虫が発生してしまったり、自分で駆除できなったりする場合は、プロの害虫駆除業者に依頼するのがおすすめです。またどこかに穴や隙間が開いているかもしれません。
業者検索
我が家では植物への影響などが気になるのと家具などカバーしたりするのが億劫なため、くん煙剤は使ったことがありませんが、10年以上Gは見かけていません。これも虫嫌いが故に徹底しているからかもしれません。
小さいお子様がいる家庭ではお菓子の出番も多いですし、くん煙剤を利用するのは抵抗あると思います。できることから初めてみませんか。
清潔にしていると、おうちが片付いて一石二鳥。
ハチがでたこともあって、それ以降は2週間に一度くらいは外(ベランダと玄関周辺)をハチスプレー、ゴキブリスプレーを振っています。
電気の蚊取りマットも各部屋にセット。低刺激や香りがあるものもあるのでお好みで選んでみて。