なぜシングルマザーの恋愛は発展しにくいのか~超えるハードルが高すぎる~
離婚して母子家庭になり、これからは子供のために生きようと考えたのではないでしょうか。
しかし生活が落ち着くと、子供との時間にも慣れふと寂しさがこみ上がり
「このまま、私は一人なのかな?」
なんて落ち込んだり、寂しくなったりしませんか?
子供が小さければ小さいほどアナタも若いでしょう。
しかし、シングルマザーと独身男性の恋愛はハードルが高すぎます。
なぜシングルマザーと独身男性との恋愛が発展しにくいのでしょうか。
シングルマザーが独身男性との恋愛が続かない理由
若い独身の頃は自分たちの気持ちだけで恋愛できたけれど、子供のいるシングルマザーと独身男性の恋愛となれば話は別。
- シングルマザーは付き合うまでの期間も長い
もう失敗したくないんです。だからどうしても慎重になってしまう。
結構辛い思いをしてきたんです。だからこそ、怖すぎて一歩踏み出すことに躊躇してしまう。
「この人は他の人と違う」信じてみてもいいかな。大丈夫かなと思うまで時間がかかります。
交際までの期間が長くて、「しんどい」と男性が感じることも少なくありません。
シングルマザーは両思いになってもお付き合いをOKすることはすぐにはしません。付き合うには地道な努力と忍耐が必要になります。ネガティブ思考でメンタルが弱い男性だとその状況に耐え切れず付き合うまでに終わりを迎えます。
- 子供優先だから会いたい時にゆっくり会えない
男性がシングルマザーとの付き合いにしんどさを覚えるのは、2人でゆっくり会えない、会いたい時に会えないのが理由の1つです。そんなの最初からわかってたことなんですけどね。ただ、実際付き合いだしてみると、思った以上に会えなくて寂しいと思うかもしれません。
シングルマザーは子供の世話があるので、休日も長時間は外出できません。おまけに実家に戻ることなどせず子供と暮らしている人は食材の買い出しなどで休日も休日ではない感じ。2人でゆっくり会う時間は確保しづらいため、男性側は会いたいときに会えない寂しさを味わうことになります。結果的に男性側が暇をもてあますことに。
- 罪悪感を感じがち
子供がいる女性は、
「子供がいるのにデートするのはだめなのかな?」
「子供を預けて自分だけ楽しむのは母親として失格かな?」と罪悪感を覚えがち。
そんな感情を抱えてデートしても、帰宅の時間ばかり気になったり、「なんだか楽しくなさそう」と男性側に自信を失うきっかけに。
わだかまりがあるお付き合いは、疲れるので長続きしません。だんだんと言いたいことを言えず、終わりが近づくことに。
- どんなに一緒にいたくても子供を迎えに行く
もっと一緒にいたいなんて思って
いても、自分の気持ちだけで一緒に夜を明かしたりするのはほぼ無理です。
お迎えの時間がありますから。明日の学校がありますから。子供の生活リズムを、簡単に自分のデートで変えるわけにはいきません。それが普通だし、逆に子供より自分を優先されたとしてそういう母親を信用できますか?
- 彼女に依存される
シングルマザーは1人での子育てになることから将来への不安が大きいので、彼氏ができた際は精神的、経済的に依存しがち。依存された男性側は経済的にも精神的にもしっかりしないといけないため責任感が増し、だんだんその状況に自信がなくなってきて疲弊してしまいます。
- 付き合うのはいいけど結婚は考えていない
結婚に慎重。一度結婚しているので変な焦りはないし、シングルマザーと付き合う男性も、逆に結婚まで考えていないこともあります。「他人の子供を育てる気になれない」と内心考えている男性に、よく見られる心理です。
お付き合いの延長に結婚が結びつくかというと、子供のこともあるので延長線上に繋がらないことも多くあります。
- 子供になかなか言い出せない
母の「女」の姿は見たくない。
彼氏とのデート前の浮足だった姿なんて見たくないんです。彼と会う時間以上に子供との時間を確保するくらいの気持ちが必要。
- 家事や育児に疎かになる
家事に疎かになる日なんて恋愛関係なくあると思うんです。だけど、恋愛に浮かれて育児が中途半端になると、子どものサインに気づけないことも。ある程度、子供が大きくなるとだんだん様子で気づきます。それを必死に悟られないようにしているのって何だか悪いことをしているような。途中でそんな自分を冷静になり冷めて見て疲れてしまうことに。
- 疲れる
子育てと仕事がありながら恋愛にチャレンジするのは相当な体力と労力を使います。
男性との時間を確保するために、人によっては保育園や仕事、自分の家族に協力してもらわないと恋愛自体続けることが難しいのが現実。
- 周りの人から反対される
シングルマザーと付き合うというだけで周りの人から反対されます。
特に結婚へと話が進んだ場合、婚家からの反対は覚悟しなければなりません。何も悪くないわが子が片身の狭い思いをしないように、配慮が必要。
中でも親世代は「血の繋がっていない子供は受け入れられない」「離婚してるし問題ありそう」という理由で、シングルマザーとの交際は反対されがちです。
男性の立場からすると親の意見は無視しにくいため、結婚まで至らなかったり、また祝福してもらえないことに苦しさを覚えてしまいます。
- 子育てと恋愛の両立はできるものなのか。
子供が大きくなれば、子育ても楽になり恋愛しやすいんじゃないだろうかと小さい時は考えがち。実際、そんなことは全くないです。
子供の年齢ごと悩みはつきないし、大きくなっても勉強を見たり塾の送り迎えや部活の応援、受験など。その年齢に応じた子供への寄り添い方は必要です。家をおちおちあけている場合ではありません。
- 子どもと彼氏を会わせるタイミングが難しすぎる
子どもと彼氏を会わせるベストタイミングがわからない。
焦らずゆっくりと時間をかけるようにと思う反面、なんだか嘘をついているような後ろめたいような気持ちになるときも。心の準備ができていないうちに彼氏に会わせると、せっかく積み上げた親子の信頼関係が台無しに。
離婚で傷ついている子どももいますし、彼氏にママを取られたと感じる子もいます。実の父を気遣う子もいるかもしれません。ある程度の年齢になると子供は自分の気持ちは置いておいて、ママがどう答えたら喜ぶのかわかるので
「ママが喜ぶなら」と我慢して彼氏を無理やり受け入れようとする子も。母親として子供の本心を見極め、彼氏もじっくりと子どもに受け入れてもらえるように時間をかけてゆっくり進める覚悟が必要です。
- 初婚の女性と付き合うより責任を感じる
初婚の女性と交際するより責任を感じるのも、男性がシングルマザーと付き合うのに「しんどい」と感じる理由になります。
真面目な男性であればあるほど、付き合いはじめの段階から、彼女だけではなく子供にまで「うまく打ち解けなきゃ」「助けてあげなきゃ」といった責任を感じやすいです。
彼らからするとプレッシャーが大きくて負担になるため、交際中は気を抜けない状況に疲れを感じてしまいます。
- 子供が彼氏と実父との間で揺れる思いが消化できない
頭ではわかっていても子供が実父と面会したり、彼氏と会ったりで気持ちを消化するのに時間がかかり、複雑な気持ちに。
それでも、もしご縁があったら
実の子でない子育ては時としてとても大変だとは思いますが、そこも含め、一緒に乗り越えてくれるつもりはあるのかちゃんと見極めて。そうでなければ再婚してもアナタも子供も傷つくだけ。。
シングルマザーと付き合う男性は覚悟を。
- シングルマザーでも彼女が好き
シングルマザーと付き合う男性の心理として、
「子供がいたとしても彼女が好き」といったものが挙げられます。
子供がいるのは結果論。彼女が好きなことに変わりはない。と思えるタイプ。このタイプの男性は、「子持ち」という点以上に彼女のことが大好きなので、子供がいても付き合えます。ただ、子供のことを考えてくれているかどうかは、よく見極めて。
- 元旦那さんには報告不要とは思いますが・・・
再婚するとなれば、子供を思う余り元旦那さんから親権変更の申立てをされる可能性はありませんか?
離婚した際に調停証書や合意書などにこのような文言がはいっていませんか?
「そんなはずじゃない」とトラブルになる前に再度確認しておきましょう。
- タブーなく話し合う
次の結婚は失敗しないために理想論ではなく現実の話をちゃんと確認しておきましょう。
その人と結婚すると子供を持つのか持たないのか。
自分の子供と新しく生まれた子供と金銭面や条件面で差をつけないでいてくれるか。
子供が大きくなればなるほど、金銭的にかなりお金がかかります。そこも含めて血はつながっていなくても自分がどうにかするくらいの気持ちがあるかどうか。
など母親として不安なこと気になることを話した時に嫌な顔せず向き合ってくれるかどうか。
- 周りの反対を説得してくれるかどうか
自分の実親をひっくるめて、反対するひとたちを説得してくれるかどうか。
自分が選んだ人だから。とちゃんと自分の意見で周囲を説得できるような人でないとこの先辛い思いをするのはアナタです。
- 子どものことを第一に考える
シングルマザーにとって子供は大切な家族ですし、子供が生きていくためには親の力が必要です。
恋愛をするとしても、これまでと変わらず子供のことを第一に考えるようにしましょう。
子どもは母親の変化にも敏感です。
- 元夫の存在が気になる
シングルマザーと付き合う男性の中には、元夫の存在が気になって「しんどさ」を感じる人も中にはいます。
一般的に男性が彼女の元夫を気にするのは、
「また以前の恋心を取り戻したらどうしよう」
「勢いで浮気されることもあるかも」といった不安からきていることが多いです。
不安は精神的疲労を生む要素なので、自分に自信がない男性ほど安心して一緒にいられない状況に辛さを覚えてしまいやすいです。
養育費や面会の件、子供と元夫が会うことも理解を示してくれるかどうか。も確認しておきましょう
まとめ
シングルマザーと本気で付き合っている男性のサインは、
- 子供にもしっかり向き合ってくれる
- 自分が子育てで辛さや悩みを抱えているときに優しく寄り添ってくれる
- 金銭面で助けてくれる
などです。日々子育てを頑張っているシングルマザーにとって、恋愛へのハードルは高いです。
子供のことを考えるとなかなか踏み出せませんが、お相手の本気度などで
心を開いて一歩踏み出すのもアリだと思います。
正直、未婚男性にとって、子供がいるシングルマザーの毎日のドタバタ劇は
想像を超えているかもしれません。だってアナタだってこんなに慌ただしいんだって気づかなかったでしょ。
我が子のために頑張っているシンママを人として尊敬している男性はたくさんいます。
ただ、「尊敬」と「好意」は別物なので、恋愛対象になるためには女性らしさを感じさせる見た目や立ち振る舞いを心がけましょう。
そして、彼氏ができても、子供が寂しい思いをしないよう、しっかり愛してあげてください。
親子の時間は永遠に続くわけではなく、子供はいずれ親の手を離れていきます。
限られた時間を大切に。
男性が本気なら子供との関係性を真剣に考えてくれるでしょう。
どんな関係がベストかは、子供の年齢や性別、性格によっても違ってきます。
子供の心を思いやり、ゆっくりと時間をかけて関係を築くことの大切さを理解してくれる男性なら、きっと誠実に向き合ってくれるでしょう。
くれぐれも、シングルマザーであることに負い目を感じないように
アナタと子供はセットのようなものです。シングルマザーなんだから。
そこを隠しているようでは子供の存在を否定しているようなものです。隠さないと付き合えないような人はお相手として✖。あとから真実がわかって終わる元にも。真剣交際を望むなら、シングルマザーであることはもちろん最初からオープンに。
丸ごと受け止めてくれるようでないとダメ
最後に
恋愛する自分を正当化する理由はたくさんあるかもしれません。
だけど子育てにおいて、どうしても目を離してはいけない時期というのは確かにあります。
その時期をミスると取り返しがつかないことにも。
ある程度の年齢になれば、子供もお母さんから意見を求められたとき、
「こう答えたほうがいいんだろうな」と自分の考えを抜きに言う賢さはあります。お母さんが好きですから。
その発言通りに信じないこと。子供の本当の気持ちを汲み取ること。
子供はただでさえ離婚により辛い思いをしています。これ以上辛い思いになるのか幸せになるのか自分の幸せ以上に十分考えてください。
私は・・・かつて離婚してから3人ほどお付き合いしたことがありますが、結局最後は「会いたいときに会えない」で終わりました。最初から最後まで
「子供優先にして」とずっと言われていたけれど、そうやって自分が我慢していたことにより最後は不満がたまっていた感じでした。
私自身が子供を預けて好きな人と会うことにどうしても違和感があり慣れなかったのも原因です。
が、後悔していません。これでよかったと思ってます。これで離れるのは最初から縁がなかったんだなと。
今、50を過ぎて、子供が独立し、時間の自由が利くのですが・・・恋愛は全く興味ありません。
今は恋愛とは関係なく自分のためにファッションを楽しみ、自分自身のライフスタイルを楽しみ、子供と楽しく暮らす。いま最高に楽しいです。
ちゃんと自立するようになると、誰かと対等に向き合えると思います。金銭面などで頼りすぎないで、まずはあなたと子供の自立を目指してみてはどうでしょうか