反抗期を最短で最小に留めるために親ができること【11選】

子育て

反抗期を最短で最小に留めるために親ができること【11選】

あんなに親がいないと泣いていた我が子なのに、気づけばいっちょ前の反抗期に。どんなに大人ぶったって反抗期の我が子は、まだまだ親からみれば、ほっとくには心配になるほど幼いです。

再び素直な我が子になるように、反抗期を最短で最小に留めるために温かく見守りながら、NGな行動は絶対アウトと毅然とした態度が必要。

では、いったいどんな点に気をつければ反抗期が最短で最小に留めることができるのでしょうか。

反抗期の子供に気を付ける点【11選】

子供扱いをやめる。

今までは確かに親の言うことに疑問を持たない子供でした。ただ反抗期に差し掛かると、本人はオトナ気分なので、親の命令口調はより一層うっとおしく思うはずです。あからさまに口答えしても、しなくても内心は同じ。

「ウザい」

です。悲しいですよね。

親もこの「大人になるため」の葛藤中の我が子の気持ちをくみ、切り替えなければいけません。

「私のいうことを聞いていれば間違いないわよ」

このような態度は絶対にやめましょう。

命令形を避ける

親だからと上からの偉そうな物言いは余計に距離を遠ざけます。

  • 「片づけなさい」
  • 「いつ勉強すんの!」
  • 「いつまでゲームしてるの」
  • 「時間だから起きなさい」
  • 「塾に行く準備をしなさい」

こういう言い方をすると、

「わかってるわ!」

といいたくなる子供の気持ちもわかりますよね。命令形は避け同じ目線で尋ねるようにします。

そして、どっちでもいいことは一旦おいておき、必要なことだけを選んで会話するように心がけてみましょう。

質問攻めをやめる

あれこれ聞きすぎるのもうっとおしがられる要因。

とはいえ、聞いてほしいことやSOSを出したいときも子供だってあります。

「言いたくなったら言ってくるだろう」位の気持ちでゆったり構えること。バタバタ家事で余裕ない態度やテレビに夢中だったら子供も話すタイミングを失います。

話しかけてきた時がいいタイミング。ここぞとばかり、大きなリアクションで褒めたり一緒に悲しんだりします。

ここでも上からの物言いは禁句。途端に不機嫌になります。

特に男の子の場合、単語でしか話さなかったり、状況がよくわからなかったりすることもしばしば。

楽しくやってるんだな、困ってないんだなとわかるととりあえずOKにしていました。

私も単語をつなぎ合わせてパズルのように解釈していたことを思い出します。

とにかく、子どもが話したいことにしっかり耳を傾けていつでも味方やで!とアピールする姿勢が大切です。

こちらは平常心でいる

なかなか子供の態度が悪かったりすると、こちらもイラッとくることもあります。

しかしここは我慢。同じようにやり合うとまた溝が深まることに。

「ハイハイ、また言ってるよ」位の感覚で平常心でいる。サラリと日常を回していく事が大切です。

毎日の声かけは欠かさずに行う
  • 「おはよう」
  • 「いってらっしゃい」
  • 「おかえり」
  • 「朝ご飯できてるよ」

など。

お弁当も頑張って作り続けます。

いつでも見守ってるよ、大切やで。が伝われば大丈夫です。

否定する言葉は避ける

時として親の度量を試されているかと思うようなイラッとする言動や暴言もあると思いますが、同じように言い返してはいけません。特に人格を否定するような言葉は、絶対禁句。

反抗期は親の愛情を試すときとも言われています。流れで言ってしまった一言が大きく子供を傷つけて取り返しつかないことにも。

結果的に親への不信感が大きくなり、反抗期が過ぎても尾を引く可能性さえあります。

グッと拳を握りしめ6秒我慢です。

人として間違えていること、伝えないといけないことは伝える。

何もかも我慢するわけではありません。

どうでもいいことは一旦おいておく代わりに、伝えないといけないことはきちんと伝えます。

例えば、

  • 人の心や体を傷つけること
  • 非常に危険なこと
  • 法律に反すること
  • 反社会的なこと
  • 人間として許されないこと

など。

こういうことについては、全力で伝える必要があります。

放置していると、逆に子どもは親に不信感を持つようになります。子どものために勇気をもって全力で臨む必要があります。

「なんで止めてくれないの。この人は私がどうなってもいいと思っているんだ。真正面から向き合ってくれていない」と感じてしまうのです。

常に味方でいる。

子供はある程度大きくなると、

目をかけ、手をかけない

と言われます。

  • 何が起こっているか
  • どんな様子なのか

はちゃんと目をかけ、変わりがないか見ておきます。

その上で

  • 様子が違うこと

何か悩んでいそうなら、何かあった?なんかあったらいつでも聞くで」と、常に味方であることは伝えていました。

反抗期真っ只中でも、機嫌の良い時もあり、気持ちが乗ってくる時は話しかけてくる時もあります。

そういうときは手を止め全力で話を聞いていました。そしていちばん大切なのは「共感」です。

  • 先生に怒られた
  • 友達にこんな事いわれた
  • 部活でこんなことあった

話してくる内容に一旦は共感を

そしてその後理由を聞くなり思いを共有したり。最後には一緒に考えたり。

最後には、「また続き教えて」などとそっと伝えることも忘れずに。

私は仕事で子供より早く出て遅くに帰ることも多かったので、ドアやテーブル、お弁当箱などに、付箋で

「そのままで大丈夫」

と落ち込んでそうなときには書いたり。さりげなく伝えていました。

子どもは自分が心配されているという雰囲気を感じることで、反発する気持ちが減ります。

友達と比べない

部活や勉強で人知れずプレッシャーも感じていると思います。そこで友達と比較されたら火に油を注いでるようなものです。

あなたはあなたでいい。

私は「ライバルは昨日の自分」とよく言ってました。

昨日の自分を超えるために自分のペースでやればいい、と。

逆に相談してみる

子供をここぞとばかりに頼りにして相談してみる。

大した解決策は得られないのはわかっていますが、

  • おとなになっても完璧ではない
  • 悩むこともある

と、よく仕事の相談をしていました。

「どうおもう?」「こうしたけど間違えてたかな?」

などと相談することで、子供は自分が頼られて会話するきっかけになることもあります。

2人になる場面を作る

私の場合、息子は部活をしていたため、遠くの試合などで送迎することもあり、

その車の中ではよく話をしてくることが多かったです。

家だと他の兄弟に弱みをみせたくないなどあったかもしれません。

逆に娘は服など一緒に買いに連れ出すことで機嫌よく話をすることもありました。

まとめ

今でも心がけているのは、親は絶対的な味方であること。

我が家は離婚家庭でもあることから、反抗期がそんなにひどくなく思い切り反抗できなかったかもしれません。

反抗期とは、思い切り親の愛情を試されることから、

「よしよし来た、大丈夫だぞ」と楽しんで挑むくらいの気持ちが大切。親の愛情を実感できている子は自分で自分を大切にするようになると言われています。たとえ悪い誘惑があったときも、

「大切にしてくれる親に心配かけたくない」という意識が働いてブレーキがかかります。それがないと、ブレーキがかからないまま、まずい方向に向かってしまう可能性が高まります。

大丈夫。いつか抜けますから。

ギャンギャン言わず、温かく一回り大きな愛情で包みこんでいると、家庭が居心地のいい場所になりリビングで話をしてくることも増えます。

さっきまで機嫌がいいかと思ったら急に不機嫌にもなったり何かと難しい時期ですが、終わりがありますから期間限定と割り切りましょう。

逆に反抗期がないと不安になる親御さんもいらっしゃいますが、反抗期がなかったと普通に話している知人も会社にも複数いてます。個人の性格や家庭環境にもよりますので、ないからと心配しすぎず普段の様子が変わりなければ様子を見てて大丈夫では?

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