子供は贅沢品という考えについて。子供を持つことは贅沢なのか。

子育て

子供は贅沢品という考えについて。子供を持つことは贅沢なのか。

子供は「物」ではないため、この言い方には非常に違和感を感じますが、言いたいことはわかります。

センシティブな問題であり、個人による部分が大きいため結論はありません。ただ、「パートナーが言うから」「なんとなく」では済まされない問題のため、考えるきっかけになれば。深く深く考え、深く深くパートナーと話し合い、決断の参考になれば嬉しいです。

子供を持つことに悩んでる方へ

「子供は贅沢品」という考えの背景(統計結果)について

  • お金がかかりすぎる
  • 日本で産み育てることに未来を感じない
  • 子育てと仕事の両立ができない など

私が子育て真っ只中の20年前でも「暗くなったら帰っておいで」と子供だけで公園に送り出すのは心配な時代でした。いまでは公園でも、ショッピングモールでも絶対一人にはしてはいけないくらい物騒な世の中になっていると思います。

それ以外にも「携帯ルール、アレルギー、不審者、ハラスメント、いじめ、受験」など多種多様に配慮しなければならず、心配の種は尽きません。

前向きな改善案

  • 働き方を変える

仕事と家庭の両立が不安。

女性が大学を出ることも総合職として仕事をすることも、結婚退職も出産退職もしないことが普通になってきました。割合の話です。子供がどうしても欲しいけど、残業や出張も多く出産することに二の足を踏んでしまう方も多いかもしれません。特に出産を考える年齢は働くことに慣れて仕事が面白くなってくる時期でもあります。仕事を任されたり同期に遅れを取るのが嫌だったり。それが躊躇してしまうこともあるかと思います。

いっそ、「働き方を変える」というのも選択肢の1つです。永久雇用の時代ではなく、いまは、そして今後はもっと多様な働き方ができるはずです。あなたの特技を武器とした何か、もしくは子育てと両立できそうな会社へ転職という選択肢も今の働き方で難しいのであれば検討の余地もあります。

  • 日本を出る

この日本で未来がない。産めない。と思っているのは、「お金がかかりすぎるから?」というのなら、パートナーと日本を出るという選択肢も一つ。突拍子ないでしょうか?世界のどこにいてもパソコンさえあれば、働くことが出来る世の中になってきてはいます。

そもそも「お金がかかりすぎる」と思っているのは、大学まで卒業することを考えた計算でしょうか。

  • 地方に住む
  • 大学は奨学金で行く
  • 車は持たない

など今までの価値観をひっくるめてパートナーと話し合う、いい時期なのかもしれません。

新車に新築の家に子どもは二人。中学受験で私立に。そのあと大学までついている学校にエスカレーターで。

などと計算しているとお金は当然足りません。

2000〜3000万円もかかると言われている子育て費用ですが、一気に必要な金額ではありませんが、きれいごとではなくお金がかかるのは事実です。物価の上昇に伴い支出は増える一方ですが、収入は比例してあがりません。ただ、金額だけの問題ではなく、価値観ひっくるめてパートナーとどういう育て方をしたいか、どうしても妥協できない点はなにか。など、できれば結婚する前に話し合いたい問題です。

色々考えても考えた通りにならない

あなたの人生にとって優先順位として何が大切なのか、ということだと思います。

これをいえば終わりなのですが、結局は、色々考えても考えた通りにならないのが人生です。

  • 考えた通りの予定通りの人生にはいかない

離婚、病死などもありえる

色々考え、私自身は子供を2人産みましたが、想定外に離婚。人生計画にはありませんでした。人生、全く計画通りには進んでいませんが絶望的な気持ちを救ってくれたのも子供たちでした。

  • 欲しいのにできない場合もある

◯◯才くらいで産もう、なんて計画していても計画通りにいかないのが出産するということ。妊娠&出産するということは意志のようで、とても神秘的な奇跡だと思っています。

  • 産みたい時に産めない

残酷ですが産みたい時に産めるとは限りません。生殖年齢という言い方では若ければ若いほうが妊娠はしやすいといわれています。予定通りにはいかないことも。自分の意志で決めているように思えますが10年後にやっぱり自分の人生、最後に一人子供を産みたいと思っても産めないことがあることは知っておくべきことだと思います。

  • 無事に生まれてくれればいいと思えるように考えも変わる

妊婦検診で毎月、赤ちゃんは元気かなと不安になり、心音を聞いて一安心する。胎動があっても不安。この不安な気持ちを10カ月過ごすと、男の子でも女の子でもどっちでもいいから無事に生まれてきてくればいいから会いたいと思えるようになり、この期間は親になるための心の準備期間としてとても大切な期間だったと思っています。

  • 自分の考えも変わる

ただそれでも、「産まない」と決めた決断が年齢を重ねることに変わることもあると思います。その考え方が変わるのは日々生きているのだから自然なこと。

  • 親は完璧でない

もし、親になることが不安で、「育て方がわからない」「親のくせにこんなこともできないのか」といわれるのが怖いなどという点が悩みなら行政や保健指導、制度を活用し、子供と一緒に成長していければいいのではないでしょうか。子供が生まれた時に私たち親は、親としても誕生する。子供と一緒に成長する、都度子供に寄り添う気持ちさえあれば大丈夫。

  • パートナーとは結婚前に十分話し合う

多様な社会になってきました。これからますますそうなることでしょう。パートナーとは

  • 籍を入れるのか入れないのか
  • 子供を持つ人生にするのかしないのか

そんなはずじゃなかったとお互い思う前に、共に人生を歩むと決める前に、話し合いは必須です。

まとめ

私は子供が嫌いでした。自分中心の子供嫌いだった私。しかし今、私にとって子供とは育てていく上で人として成長させてくれるような存在です。そして子供に毎日救われる日々です。自分の命を無条件で差し出す事ができるのは子供だけだと心底思っています。(いまだに人の子供は苦手)ただ、生んだ子供を「間違えた」「やり直したい」となかったことにはできないことをしっかり理解し、自分の選択には責任を持ってほしいです。

「子あり世帯」「子なし世帯」は自分の生き方を正当化し、自分以外の家族の形態に毒をはきがち。本当の意味の共存とはお互いを認めること。一歩違えば自分だって相手側の立場だったはず。お互いを認める優しい社会になればいいと思います。

簡単には答えが出ない問題ですが、答えを導く一つになればいいと思っていす。

 

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