冬のカナダ6日間で分かった現実|服装・持ち物・移動の全記録

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冬のカナダ旅行6日間モデルコース|バンクーバー→トロント年越しで分かった服装・持ち物・移動の現実

はじめに|ガイドブックに載らない「体感」を残したい

年末年始・冬休みのカナダ旅行。トロントでの年越し。

憧れはあるけれど、実際の寒さ、移動の消耗、体力の削られ方までは、予約画面からは見えてきません。

今回私が体験したのは、バンクーバー2日 → 国内移動 → トロント3日(カウントダウン) という行程です。

この記事は、観光スポットを網羅するガイドではなく、実際に動いてみて初めて分かった、

寒さ、距離、移動、回復

それらすべてを含めて、この旅をどう組み立てたのか。何が効いて、何が足りなかったのか。

冬のカナダ旅行を検討している方へ、その記録を残しておきたいと思います。

この記事で分かること

  • 冬のカナダ6日間モデルコース(バンクーバー → トロント)
  • 都市ごとの服装・靴・持ち物の違い
  • 国内移動5時間+時差の実際のしんどさ
  • ホテル選びで後悔しないための判断ポイント

今回のモデルコース:バンクーバー2日→トロント3日

バンクーバー:2日

  • 街歩き、海沿い散策
  • 雨の多い冬の「レインクーバー」

国内線でトロントへ移動(約5時間+時差3時間)

トロント:3日

  • クリスマスマーケット
  • ナイアガラ日帰り
  • 年越しカウントダウン(海沿い)

パット見た感じ、無理のない行程に見えます。

しかし冬のカナダという条件が入った瞬間、体感はまったく変わりました。


バンクーバー2日間|「生活する街」としてのやさしさ

バンクーバーは、街のサイズ感がとても心地よい場所でした。

坂は多いものの、中心部はコンパクトで、短期間でも街の輪郭をつかみやすいです。

観光地を追いかけるというよりも、生活するための街という印象が強く残りました。

冬の寒さと「レインクーバー」という現実

バンクーバーの冬の寒さは、体感としては日本の冬とそれほど変わりません。

凍えるような冷え込みは少なく、気温だけを見ると拍子抜けする方もいらっしゃると思います。

ただしこの街は、「レインクーバー」と呼ばれるほど雨が多いのが特徴です。

雪よりも雨。しとしと降り続く雨で、気づくとずっと濡れている感覚になります。

防寒よりも、防水できる上着や靴かどうかのほうが重要だと感じました。

ちなみに私が滞在していた2日間は、奇跡的にどちらも雨が降りませんでした。

ここまで来ると、自分はかなりの晴れ女なのかもしれません。

とはいえ、これはたまたまのこと。雨の前提で対策しておいたほうががよさそうです。

バンクーバーの冬旅行、服装と靴のポイント

実際に持参、携行していた服装は以下の通りです。

  • 防水性のあるジャケット(ゴアテックスなど)
  • 防水スプレーをかけた靴、または完全防水のブーツ
  • 折りたたみ傘(常時携帯)
  • 重ね着できるインナー(室内は暖房がしっかり効いています)

バンクーバーに限っては、極厚ダウンより防水性を優先したほうがよいと思いました。

バンクーバーの印象まとめ

  • 街がコンパクト
  • 自然が近い
  • 冬の寒さは比較的やさしい
  • 海沿いで海鮮料理がおいしい

観光でテンションを上げ続ける街ではありません。

けれども、体力を削らずに過ごせる、余白のある街でした。

※ バンクーバーの街歩きと写真は別記事にまとめています


国内移動のリアル|5時間+時差は想像以上に効く

バンクーバーからトロントまでは、国内線で約5時間。

さらに、国内移動であるにもかかわらず時差が3時間あります。

移動時間そのものよりも、空港での待ち時間、長時間の着席、体内時計のズレが、じわじわと効いてくる移動でした。

 

利用した航空会社と機内の実際

エア・カナダ(国際線)の体験

東京−カナダ間の国際線:エア・カナダ

今回東京からカナダまで利用したエアラインはエア・カナダ。東京から乗り入れしています。バンクーバーまで約9時間。トロントまでは直行14時間です。

LCCではないフルサービスキャリアで、価格帯はJALやANAよりもワンランク安い印象でした。

エコノミークラスでも前の座席にタッチパネルがあり、映画や音楽を個別に視聴できます。

イヤホンは離陸後に希望者へ配布され、毛布は最初から座席に置かれていました。

ただし「これがどうしても観たい」というラインナップかどうかは人それぞれだと思います。

私は動画配信サービスから数本ダウンロードしておき、そちらを見て過ごしていました。

前の座席にはUSBポートもあったのですが、行きも帰りも反応することはありませんでした。

モバイルバッテリーを2つ、フル充電で機内に持ち込んでおいたのは正解でした。

  

(機内食の様子)

マイルの話|ANAマイルに加算できた理由

エア・カナダはANA と提携しているため、
搭乗マイルを ANAマイルに振り替えることが可能

私の場合、
今後もANAを利用する可能性のほうが高かったため、旅行前にチケット番号をANAマイレージクラブへ連携。
その結果、搭乗後は自動的にANAマイルへ加算されました。

もちろん、
事後でのマイル加算申請も可能。
ただしその場合でも、チケット番号や搭乗情報が必要になります

長距離フライトでは、
マイル反映までチケットや搭乗記録をなくさないようにしておくのがおすすめ。

カナダ間の国内線:WestJet

LCCではありますが、ドリンクや軽いおつまみのサービスは普通に提供されました。

ただ、5時間というフライト時間になると、LCCかどうか以上に、長時間座り続けること自体が体に響きます

さらに、出発時にはなかった雪が、到着すると辺り一面に積もっていました。

キャリーケースを両手で引きずりながらの移動は、正直なところ、体力的にかなり厳しかったです。

支払いについて|現金を持たない選択が、冬旅では効いた

今回のカナダ旅行では、現金の両替を一切しませんでした。

支払いはすべてクレジットカード決済。
レストランやカフェはもちろん、交通機関や観光施設まで、
チップの支払いも含めてカードで完結しました。

実際に旅をしてみて、
「ここは現金が必要かも」と感じる場面はほとんどなく、
それだけキャッシュレス化が進んでいると痛感しました。

両替所を探す必要もなく、
残った現金をどうするか悩むこともない。
この “判断しなくていい状態” が、久しぶりの海外旅行では思っていた以上に楽でした。

寒さや移動だけでも体力を使う季節だからこそ、
支払い方法をシンプルにしておくことは、ひとつの「準備」以上の意味を持ちます。

ロングフライトで持ち込んでよかった持ち物

  • モバイルバッテリー2台(フル充電)
  • ダウンロード済みの動画・音楽
  • ネックピロー
  • 空気で膨らませる腰クッション
  • 厚手の靴下、もしくは着圧ソックス(機内は足元が冷えます)
  • アイマスク
  • マスク(乾燥対策)

機内設備に頼り切らず、事前準備に助けられる場面が多くありました。

より詳しい持ち物リストと、機内での過ごし方は別記事にまとめています。

 

長距離移動を控えている方は、出発前に一度目を通していただくと、参考になると思います。


トロント3日間|イベントから始まる大都市

トロントに到着し、チェックインを済ませてからまず向かったのは、
クリスマスシーズンの街の空気を感じられるエリアでした。

人は多く、歩く距離も長い。
あちらこちらには、除雪車が積み上げた雪の塊が残り、体感の寒さはバンクーバーとはまったく別物でした。

忙しなく行き交う人々、
そびえ立つ高層ビル群、
街全体がイベント前提で動いているような空気。

のどかで「生活する街」という印象だったバンクーバーとは対照的に、
トロントは一気にスイッチが入る大都市だと感じました。

この時期のトロントを象徴するクリスマスマーケットの様子と、
あわせて訪れた CNタワー については、写真と一緒に別記事でまとめています。

※ クリスマスマーケットとCNタワーの詳細は別記事にまとめています

ナイアガラ日帰り|成立はするが余裕はない

ナイアガラは日帰りで観光しました。

朝から移動し、観光して、昼過ぎには現地を出発(列車にて約二時間)。

トロントに戻ったのは夕方でした。

冬のナイアガラは路面も滑りやすく、手すりから何からつららとなっていて、気の抜けない緊張感がありました。

冬は待ち時間と寒さが重なり、体力消耗が激しかったのは事実です。

※ 移動手段や詳細は別記事にまとめています。

トロントの年越し|寒さと引き換えの体験

年越しのカウントダウンは海沿いで迎えました。

開始までの時間、周辺のカフェは立ち見が出るほど混雑していました。

同じように時間を潰す人が大勢いたのです。

雪が舞う中での長時間待機、服装はかなり重要でした。

ロングダウンにフードをかぶり、口元はマフラーで覆います。

手袋と防寒ブーツは必須でした。

寒さの中で待つ時間は長く、動けない分、体力も削られます。

それでも、年越しの瞬間に上がる空一面の大量の花火は圧巻でした。

日本ではなかなか見ることのできないスケールで、この瞬間は、来てよかったと心から思えました。

トロントの冬旅行、服装のポイント

バンクーバーとは別次元の寒さでした。

実際に必要だった装備は以下の通りです。

  • ロングダウン(膝下まで覆えるもの)
  • 裏起毛のタイツ・レギンス
  • 防寒ブーツ(滑り止め付き)
  • 耳まで覆える帽子、またはフード
  • 厚手の手袋(スマホ対応)
  • ネックウォーマーかマフラー
  • 貼るカイロ

特に靴は妥協しないほうがよいと思いました。

雪と氷で滑りやすく、足元からくる冷えは、体の芯まで冷えました。


回復の話|ホテル選びで一番効いたこと

今回の旅で強く感じたことがもうひとつあります。

ホテルは、バスタブのある部屋を選ぶこと。

正直なところ、バスタブ付きとなると、少し金額が上がることも多いです。

それをどう捉えるかは、完全に個人の感覚だと思います。

ただ、冬のカナダの移動と寒さを経験してみて、私にとってはその差額以上の価値がありました。

入浴剤を持ち込み、毎晩ゆっくりバスタブに浸かって体を温める。

これはもう、気合いや若さでどうにかできる話ではありませんでした。

冬のカナダ旅行で実際に役立った持ち物

回復系:

  • 入浴剤(数日分を小分けに)
  • 湿布・冷却シート
  • リラックスできる音楽やアロマ

防寒・防水系:

  • 防水性のある靴(バンクーバー)
  • 防寒ブーツ(トロント)
  • 貼るカイロ(複数枚)
  • 折りたたみ傘

バンクーバーでの誤算

ちなみにバンクーバーでは、バスタブ付きで指定して予約していたにもかかわらず、実際に通された部屋にはバスタブがありませんでした。

それでも、ホテル全体の雰囲気や立地、スタッフの対応を含めると、とても居心地のよいホテルだったのも事実です。

「バスタブがない=悪いホテル」という話ではなく、何を優先するかで評価は変わると感じました。


冬のカナダ旅行、どう過ごすのがおすすめか

実際に行ってみて感じた、冬だからこそ成立する過ごし方をご紹介します。

一都市滞在型なら

バンクーバー:

  • 雨対策をして街歩き+自然を楽しむ
  • カフェ文化を満喫
  • 海鮮料理を堪能

季節にもよりますが、真冬はスタンレーパークなどの有名な公園も、サイクリングや公園でのどかに過ごす風景とは程遠いものでした。バンクーバー単体なら3日あれば十分と感じました。

トロント:

  • クリスマスマーケット+カウントダウンイベント
  • ナイアガラ日帰り(体力に余裕があれば)
  • 屋内施設(美術館・水族館)も充実
  • あちこちで見かけた臨時に設置されたスケートリンク

また、カナダはアイスホッケーが有名な国です。スケジュールに余裕があれば、現地で試合を観戦し、その迫力や会場の熱気を体感してみるのも面白そうだと感じました。

寒さは厳しいものの、クリスマスマーケットやカウントダウンなどは冬の時期に特化したイベントで、むしろこの季節だからこそ楽しめる魅力があります。今回の旅を通して、都市を詰め込みすぎず、1都市に絞ってもう少しゆっくり滞在する価値も十分にあると思いました。

一方で、行きたかったマーケットがお正月期間は休業しており、現地で初めて知って予定を変更する場面もありました。冬のカナダ旅行では、事前の営業日チェックや予約は必須だと実感しています。

移動するなら

  • 最低6日以上で余裕を持つ
  • 各都市2〜3日ずつ確保する
  • 移動日の前後は予定を詰め込まない

冬のカナダは、「詰め込み」がそのまま消耗につながります。

一か所に腰を据えるか、移動するなら日数に余裕を持つか、がおススメ。

 

結論|冬のカナダで分かった現実

大多数の人は、そうそう何度も来られないからこそ、行けるなら詰め込んでしまうのが旅行だと思います。

しかし冬のカナダは、その「詰め込み」がそのまま消耗につながると、身をもって感じました。

だからこそ、

  • 一か所に腰を据えて移動しない旅にするか
  • 移動するなら、最初から余裕を持った日数で組むか

どちらかを選ばないと、旅は最後まで回りきれません。

寒さ、移動、回復。

この3つを甘く見ないこと。

それが、冬のカナダ旅行で私が学んだ、一番大きな現実でした。


久しぶりの海外旅行で、想像以上に戸惑ったこともありました。
特に「準備」に対する感覚は、20年前とは大きく変わっていたと感じています。

それでも、実際に行ってみて分かったこと、やっておいてよかったことはたくさんありました。
これからカナダの旅を考えているあなたに、少しでも参考になればうれしいです。

 

 


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