大切な人に想いを伝えるために。 エンディングノートで終活の準備を始めよう
「エンディングノート」という言葉、聞いたことはありますか?
自分の死後、大切な人に伝えたいこと、そして、自分が亡くなった後のことをスムーズに進めるための記録ノートのことです。
今回は、この「エンディングノート」の必要性、書き方などについてまとめてみました。
なぜ必要なのか
身近な身内の死を経験した方はわかるとおもいますが、
遺された家族はあれこれ家にまつわる処理が本当に大変なことをご存知だと思います。
特に一昔前なら通帳や権利証も紙で手元にあったので、比較的探しやすかったと思うのですが、権利証も電子化されたり預金もネットバンキングを利用していたり。
となるとセキュリティ上の観点から見てもきちんと書き記しておかないと残された家族が本当に大変な思いをしてしまいます。
エンディングノートは、単に家族への感謝の思いを伝えるだけではなく、葬儀の希望を伝えたり、相続の手続きで家族の負担を少しでも減らしたりすることに役立ちます。
そして、自分の人生をあらためて振り返る、いい機会です。残された自分の人生をどう生きるのかにも役立つかもしれません。
とはいえ、なかなか準備するハードルが高いと感じますよね。一体何から手を付ければいいのでしょうか。
エンディングノート、何を書いていいか分からない…
何もないところから書き記そうと思ってもとても大変。
最近ではセリアやダイソーなど、100均でも売っていますのでこちらを利用するのも手始めにはいいかもしれません。
今回、ダイソーのエンディングノートを購入したのでこちらの中身をみていきましょう。
エンディングノートの準備を始めよう!
ダイソーエンディングノート公開!
(表紙、目次写真)
では、順に記載項目をみていきましょう。
ダイソーのエンディングノートは7パート構成です
- パート1
私について
主にこのパートでは、プロフィール、生い立ちから今まで、思い出、健康状態、常備薬、かかりつけ病院、病歴、ペット情報など
- パート2
お金について
このパートは、預貯金口座、引き落とし情報、クレジットカード、不動産、有価証券、その他金融資産、貸金庫、トランクルーム、貸付、ローン、年金、生命保険、損害保険など
- パート3
家族、親族、友人について
このパートは、家族情報、親族、友人、所属グループ団体などの情報など
- パート4
看護、介護について
このパートは、介護の希望、介護費用、それを依頼したい人、告知、延命方針希望、臓器提供に関して
- パート5
葬儀、お墓について
このパートは、葬儀の希望、宗派、お墓について
- パート6
遺言書、相続、死後の対応について
このパートは、相続人、遺言書の有無、形見、携帯、パソコンの処分、プロバイダ契約、SNSの対応など
- パート7
大切な人へのメッセージなど
この一冊をみているだけでも、何も準備をしないところにいきなり自分の死後、遺された人に処理をお願いするのは、とてもとてもたいへんな思いをさせてしまうと感じました。
シングルマザーの筆者は、私が人生を終える時には家やその他もろもろすべての処理を子どもに任せることになってしまうのでちゃんとノートを仕上げて少しでも負担を減らすことができればと思っています。
エンディングノートの準備は、決して難しいことではありません!
大切なのは、書けるところから始めようという気持ちなのかもしれません。
まとめ
エンディングノートは、自分の人生をより豊かに
まだまだ人生のエンディングまで少し時間があると思っている世代の方(筆者もそうでした)。
なかなか、書き進めることができないかもしれません。なんだか縁起が悪いような気がして重い腰があがらないかもしれません。
書けるところから書き始めようくらいの気軽な気持ちから始めてみませんか。
どうしてもこれだけは伝えておきたいというところから書き始めてもいいかもしれません。
書き進めるうちに、自分の人生も見直すきっかけとなり何か新しい発見があるかもしれません。
そして、5年、10年と時間が経つと情報や状況も変わってきますので定期的に見直しするのも大切です。
そして、この一冊があれば、「あなた」という人物像がなんとなくわかってしまうような気がします。
個人情報だらけのできあがった一冊の保管はくれぐれも慎重に。