離婚が子供に与える影響
「離婚」が頭をよぎっても実際、決断するまでには何度も何度も「もう一度頑張ってみよう」と気持ちを奮い立たせたのではないでしょうか。私も幾度となく同じように考え、「やっぱりだめだ・・・」を繰り返しました。子供がいればなおさらのこと。そこで一般的に言われている子供への離婚の影響を8つにまとめてみました。
- 成績が下がる
- 友達とトラブルになる
- 愛情を信じられなくなる
- 放棄される恐怖を感じる
- 両親のいざこざを見て孤独になる
- 精神病になる可能性が高い
- 子供自身が結婚した時離婚率が高くなる
- 将来的に何かの依存症になる
実際は子供自身の性格によっても変わりますから一概には言えないですが、じゃあ離婚しないで子供が成人するまで我慢したほうがいいのかというと私はそうは思いません。
子供ってやっぱり親のことよく見ているな、と思うんですよね。離婚しなくても、争いのある会話のない家庭なら、子供は言いたいことも言えないかもしれない。やりたい事もやりたいと言えないかもしれない。私は離婚した際、息子は小学校二年生でしたが、離婚することはきっちりと説明しました。その時に子供がいったのは
- 転校したくない
- 名字を変わりたくない
でした。確かに子供の言い分すべてを「わかった」と言えないケースのほうが多いと思います。ただ、子供と「これはできる」けど「これはできない」と約束して守ることも家族の一員、自分の存在を大切にしてもらっていると認識してもらうのに大事なのかなと思います。
子供が離婚の「せい」にしてしまう原因
- 今までできていたことが離婚によってできなくなること(習い事など)
- 転校によって仲の良い友達と離れてしまうこと
- 家にいたお母さんが働きにでてしまうことによって「一人」の時間が増えたり、忙しくなったお母さんが時間の余裕がなくなったりと一緒にいる時間が減ってしまうこと。
など生活スタイルが大きくかわってしまうことが大きいです。この辺は最小限の影響で済ませることができればいいですね。
私が子供に「守ろう」と心掛けたこと
- 嘘をつかない
- 子供に後ろめたいことは絶対にしない
- 元夫の悪口を言わない
- 元夫にいつでも会っていいと言う
- 愛情を態度だけではなく言葉でも伝える
- 不安にならないようにLINEなど返事は可能な限りすぐする
- 実家やサービスなど頼れる人を頼って子供が一人にならないようにする
離婚を決めることは、子供にかわいそうなことをしてしまう・・自分さえ我慢すれば‥と親は思いがち。だけど、子供は笑ってイキイキしている親が好きです。人間だから怒ることも感情的になることも多々あるし、父親役もしないといけないから大変。金銭面や時間のやりくりの面で大変だとは思っても、しなければよかったという後悔は私は一ミリもありません。
外野の「子供がかわいそう」この言葉にどんなに撃沈したかわからない。どうか周りの方々は容赦ない言葉で頑張っているシンママ、シンパパを傷つけないでほしい。そしてそんなことを言われているシンママ、シンパパ、周りの噂話はそよ風程度に聞き流す術を身に着けてください。子供の関係さえブレなければ大丈夫です!
離婚15年後の子供たちの姿
今、15年経って何が正解で何が不正解だったのか、いまだにわかりません。同じ校区で転校はしなかったために、近所の噂好きの人に噂されていたかもしれない。心無い言葉を、子供に投げた人もいたかもしれない。ただ、「恥ずかしいこと」「悪いこと」はしていないつもりだったので、それは子供に伝えていたような気がします。
15年後の我が子たち
特に、大きな反抗期もなくグレることもなく、勉強とスポーツと両立し大学を卒業し社会人となった息子。陽気に育って行動的な大学生の娘。3人の関係は、離れていてもお互いを思いやる家族になりました。
まとめ
何かのせいにしていくのは簡単なこと。「親が離婚したから」と言い訳にする人生にはしてほしくない。子供にも自分の人生をしっかりと歩いてほしい。親が離婚して辛かった分、自分が家庭を持つときには家族を大切にしてほしい。
自分のしたことを正当化したいだけなのかもしれない。今でも子供達には「ごめんね」という気持ちと大きな「借り」があると思っています。
ここまで読んで、「もう一度がんばってみよう」「やり直してみよう」と思えるなら、まだ決断を出すには早いかも。もう一度頑張ってみましょうか。