いつくるか分からない大地震!「地震リュック」と「備蓄」を見直し生き延びよう。
地震に備える。
地震大国、日本。いつ起こるか分からない自然災害。
最近は海外含め、豪雨や干ばつ、山火事など日々の自然災害のニュースをいたるところで耳にします。万が一に備えておく必要性を強く感じている方も多いのではないでしょうか。
思った時が作り時。いざというときに慌てないように家族分の地震リュック(防災リュック/災害リュック)と備蓄に備えましょう。
我が家でもそれぞれ一つづつ地震リュックは備えています。
よくあるリストに加えて我が家に入れているものも含めて紹介します。
ただ、あれもこれもと入れてしまった場合、背負って移動するのが大変。
今回はあればQOLを維持するものは一旦おいておき、「命を守るもの」という視点で厳選しています。
たいていの方は私を含め、避難所生活は経験ないと仮定しています。なので経験では語れず、あくまでも想定で、実際には避難所が学校なのか公民館なのか集会所なのか規模も援助も様々ですが、可能な限りでイメージしてみます。
備蓄と地震(防災)リュックの違い
「地震リュック/非常持ち出し袋」と「備蓄」とは一見似ているようで違うもの。
この2つは別で考える必要があります。
備蓄とは
ライフラインの復旧や救援体制の整備まで3日程度かかるといわれています。
3日間ライフラインが止まった際にも数日過ごせるための備品です。特に水道はトイレや飲料水の確保にも影響してきます。
あくまでも在宅避難というくくりのため
- ヘルメット
- 消火器
- 飲料水・・・一人1日3リットルを目安に、3日分を用意
▶飲料水とは飲用と調理用を含めた生活用水を指します。
トイレやお風呂は地震などによる配管の破損も考えられ、水を流せない可能性があります。
水をためるより、非常用の簡易トイレを準備しておくのが正解です。
- 食料品・・・温めれば食べられるご飯(一人5食分を目安に)、備蓄用パン、ビスケット、板チョコなど、一人最低3日分の食料を用意
▶水道、電気、ガスなどのインフラの停止も考え、長期保存できるパンのような調理不要のもの、レトルト食品などカセットコンロで温めて食べられるものを中心に。
- カセットコンロ・・・災害時でもお湯を沸かせると生活の快適度が大きく向上します。ガスが止まっても調理ができるほか、お湯でぬらしたタオルで体を拭く、消毒に使う、などにも利用可能
- 電力を確保する非常用バッテリー、ソーラー充電器、LEDランタンなど広範囲を照らす照明
▶今やスマホからの情報収集がすべてといっても過言ではありません。充電切れが一番怖い。安否確認もあるのでモバイルバッテリー、小型のソーラー充電器があれば安心
- ラジオ用の有線イヤホン
- 懐中電灯・・・スマホのライトでも代用可能ですが、バッテリーの消費を考えると懐中電灯がある方がベター。
- 現金・・・大規模な停電が長引くと、電子マネーによる決済ができません。ATMも使えなくなるため現金が必要となります。
▶ばんそうこう、包帯などの救急用品、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの衛生用品や生理用品は普段のストックの一部を備蓄品に確保。持病がある方は、特にお薬面で1週間分は余分に準備しておきましょう
▶家具も揺れに耐えれるように固定器具などでとめられているか再度点検しましょう。
地震リュックとは(一部重複しています)
避難生活の各場面をイメージ
あなたの避難生活は、どこでスタートするでしょうか。公民館や体育館などの避難所、ホテルなど宿泊施設、自宅の庭や車中泊、親戚や友人の家などが考えられます。
避難生活での暮らしは、どんな1日になるでしょうか。朝起きてから夜眠るまでの1日を、イメージしてみましょう。季節ごとの対応も必要です。
リュックに詰めれるものをまとめました。
- リュック(軽量・コンパクト防水仕様だと安心)
- 歩きやすいスニーカー
- ヘッドライト(両手が空くので懐中電灯よりオススメ)
- 懐中電灯
▶暗い場所を移動するときに周囲を照らす照明は、両手が自由になるヘッドランプがおすすめです。転倒の危険を防ぎ、子供の手を引くことも可能です。
- 非常食・・・食料は簡単に食べられるもの程度で。缶詰やレトルトなど避難所にいくまでの繋ぎ分があればベター。
アレルギーのあるかたは注意する
- 防寒用アルミシート(羽織る、敷く、かける)★
- 非常用トイレ★
- トイレットペーパー★
- 歯ブラシ★
- 基礎化粧品(オールインワンタイプ)★
- 圧縮タオル★
- ホイッスル★
- 軍手・革手袋★
- 雨具(ポンチョ、レインコート)★、折りたたみ傘
- 万能ナイフ
- 衛生用品(マスク、手指消毒用アルコール、ウェットティッシュ(消毒可能なもの)★、体温計、生理用品
- 常備薬・持病薬・おくすり手帳
- メガネ、コンタクトレンズ
- 飲料水・・・避難時に使う水として、一人当たり500mlのペットボトル2本くらい
- 折りたたみ紙コップ★
- 食器★
- ビニール袋、ゴミ袋★
- 給水タンク(100均で500円商品)★
- 電力を確保する非常用バッテリー、ソーラー充電器
- 携帯ラジオ、予備電池
- ラジオ用の有線イヤホン★
- 現金・・・大規模な停電が長引くと、電子マネーによる決済ができません。ATMも使えなくなるため現金が必要となります。
- 重要書類コピー(免許証、マイナンバーカード、健康保険証、緊急連絡先)
私の場合、★は100円均一商品で揃えました。
◆季節もの
◎冬用・・・カイロ、防寒着、
◎夏用・・・アイスパック、汗拭きシート、塩タブレット、虫除けスプレー
◆ベビー・・・母子健康手帳、ミルク(液体タイプがベター)、哺乳瓶・マグ、ベビーフード、ベビー用食器、おしりふき、おむつ/使用後のおむつ入れ、ガーゼ(口腔内や体の清拭に)、抱っこ紐
◆高齢者・・・老眼鏡、入れ歯、入れ歯洗浄シート(水が不要なもの)、成人用おむつ、折りたたみ杖、補聴器、補聴器の予備(充電器や電池とともに)、・レトルトのおかゆ
◆ペット・・・避難所の運営について、お住まいの自治体にペットの受け入れをどのように行っているか、事前に確認しておきましょう。
- 家族で携帯サービスなどを利用し、連絡方法や避難方法を事前に共有しておく
防災リュックの置き場所
逃げる時さっととることができるので「玄関」がおすすめ。
メガネやコンタクトレンズ、補聴器、持病の薬、入れ歯、オムツなど替えが効かないもの、に関しては特に忘れずに定期的にメンテナンスしましょう。
地震リュックのつめかた
小分け収納を活用
持ち出すアイテムは小物ばかり。透明で口が閉じられるフリーザーバッグを使い、カテゴリーごとに分けた収納がおすすめです。中身が見えるので使うときに探しやすく、雨などに濡れても荷物が守られます。
重いものは上に詰める。タオルなど軽いものが底のほう&体から遠くなるようパッキングします。
逆に水や缶詰など重いものは上のほう&体の近くに入れます。
リュックを支える肩と重いものの距離が近くなることで、下に引っ張られる感覚を和らげることができ、軽く感じられます。
重い荷物を長時間背負って歩くことを想定して重すぎるものは不要です。取捨選択を!
また、リュックの中にポーチをいれておくと避難所内での貴重品の持ち運びに便利です。
手軽さ重視ならセット購入も
まとめ
いつくるか分からない、家族と同じ時にくるかわからない、どういう状況のときにくるかわからないからこそ、備えあれば憂いなし。
数十年の間に来ると言われている巨大地震。「来てから」では間にあいません。できることから対策を始めましょう。そしてあなたも、あなたの家族も必ず生き延びましょう。