地震リュックと備蓄で家族を守る――今すぐできる3つの備え方

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地震リュックと備蓄で家族を守る――今すぐできる3つの備え方

地震大国ニッポン。さらに近年は線状降水帯による豪雨や停電も増加。
「怖い」と感じた今が、備えの始めどきです。完璧より“命を守る最低限”から。

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地震リュックと備蓄、まず何が違う?安心をつくる3つの考え方

「防災リュックを買えばOK」と思いがちですが、実は“リュック”と“備蓄”は役割がまったく違います。

  • 地震リュック:避難時にすぐ持ち出す命の道具
  • 備蓄:在宅避難を前提に家で生き延びるための支え

持ち出し用リュックと自宅用備蓄、それぞれの役割

災害直後は命を守る「初動」が最優先。リュックには飲み水・非常食・懐中電灯・モバイルバッテリーなど「避難までの24時間」を乗り切る最低限を。
一方の備蓄は、電気・水道・ガスが止まった後に生活を続ける「継続」の準備。水(1人1日3L)・簡易トイレ・レトルト食品・照明・カセットコンロなどをそろえます。

トイレやお風呂は配管破損で使えない可能性あり。水を溜めるより「簡易トイレ」優先が正解。

「全部リュックに詰める」は間違い?ムダを減らす考え方

詰め込みすぎは重くなって動けなくなるのが落とし穴。“命ファースト”で優先順位を決め、リュックは最小限、残りは備蓄へ。年4回(3・6・9・12月)の防災点検日に賞味期限や電池切れなど、中身を見直すとベター。

防災の基本は「持ち出す」「備える」「使い回す」の3バランス

日常で使いながら補充するローリングストックが続けるコツ。ペットボトル水は古い順から飲んで買い足す、を習慣化。

🧰 我が家のベースは「軽量・防水」の防災リュック

まずはベースセットをひとつ用意して、家族に合わせて中身を足すのが現実的。軽いと避難時にほんま助かる。

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防災士監修 3日分セット

軽量・防水リュック


家族構成別で変わる!地震リュックに入れるべきもの

SNSの「完璧セット」を真似るより、“うちの家族に必要なもの”を優先。

子どもがいる家庭

  • おむつ/おしりふき/液体ミルク/離乳食
  • 着替え/小さなおもちゃ/家族写真

夜泣きや不安時に“安心グッズ”があるだけで現場のストレスが全然違う。

女性の一人暮らし

  • 生理用品/防犯ブザー/小型ライト/軽量モバイルバッテリー
  • ソーラー充電器や小型ポータブル電源があると安心
  • アプリ:Yahoo!防災速報、LINE防災モード

高齢者・要介護家族

    • 常備薬/おくすり手帳のコピー/介護食
    • 入れ歯・洗浄シート、補聴器と電池、老眼鏡、折りたたみ杖

停電の夜、手元を優しく照らす灯りが一番心強かった。

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ソーラー充電式LEDランタン

両手が空くLEDヘッドライト

備蓄食料は何日分?家族を守るリアルな目安と選び方

最近の災害では支援到着まで7日以上かかるケースも。
目安=家族の人数 × 7日分。まずは3日分からスタートして少しずつ増やす。

“子どもも食べられる味”を優先

      • 水で戻せるアルファ米/おかゆ・カレーなど食べ慣れた味
      • しっとり系の備蓄パン
      • 保存水(2L×6本など)

🍙 我が家で常備している“食べやすい非常食”

カセットコンロがあるだけでQOLが段違い。お湯が沸かせると心まで温まるで。
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イワタニ カセットフー 達人スリムIII


意外といらない!防災リュックで後悔したもの3つ

      • 大型の工具セット(重い・使いこなせない)
      • 使い方を知らないバーナー類(練習なしは危険)
      • 「誰かが入れてたから」という理由だけのグッズ

“持てる重さ・使えるもの”に絞るのが鉄則。

日常に溶け込む防災――“使いながら備える”暮らし方

      • 水はケース買い→古い順に飲んで補充(ローリングストック)
      • モバイルバッテリーは普段から持ち歩く
      • 収納は「目に入る・すぐ取れる」場所に

🚻 トイレは“地味だけど最重要”。水が流せない状況では簡易トイレがないと詰みます。

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非常用トイレ 家族3日分セット

凝固剤+防臭袋 100回分


まとめ:完璧じゃなくていい。家族を守るのは「少しの準備」から

防災は“恐れ”ではなく“思いやり”。今日できるのは、家族と「もしもの話」をすること。
そしてリュックをひとつ、玄関に置くこと。
その小さな一歩が、きっと未来の安心につながる。


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