離婚はどれくらい経てば立ち直れる?立ち直り方は「無理しなくていい」
あんなに大変だった離婚手続きや引っ越しなど、バタバタしていたのが落ち着いたら、急に襲ってくる喪失感。そして何もやる気が起きない。
自分で決めた「離婚」なのに、自分が望んだ「離婚」なのに、なぜ、こんなにも落ち込むのか。本記事では筆者の経験を踏まえ、その原因と立ち直り方を書いています。
急に時間ができてしまった
やっと新生活。環境が変わり第二の人生の始まりです。
なのに、涙が出る、喪失感でぽっかり穴が空いたよう。
この離婚による落ち込みはなぜなの?いつまで続くの?
会社関係や引っ越しや子供がいる場合は特に大量の手続きがある離婚。
それらがすべて終わり急に時間ができてしまうと喪失感で空虚な気分に。
平均、個人差がありその期間は、半年間〜数年間と言われています。
まだまだ続くあなたの人生。少しでも早く心が軽くなればと思います。
なぜ?なんだか辛い原因
トラウマを思い出す
元配偶者に言われた暴言を思い出して凹む。
辛い思いをしましたね。結婚当時、精神的に追いつめられていた方は、もう離婚したのだと頭ではわかっていながら、当時の配偶者の言葉を思いだしては気持ちがザワザワすることがあります。
経済的に不安
経済的に厳しすぎて余裕がない。今の生活に将来を感じることができない。
特に専業主婦で家庭を守られていた方、働いていてもパートなどで副収入として元配偶者を経済的に支えてこられた方は、新生活で自分だけの収入で生活していくことに不安を不安を感じがちです。
習慣を思い出す
毎日のルーティンや一日のサイクルなど、ことあるたびに習慣としてよぎる。
ふとご飯を作るとき。家族が一人減った分でどれくらいつくればいいんだっけ?と容量がわからなくなったり、休日に家族で出かけていたスーパーなど自分と子供だけで行くのに慣れなかったり。ふとした時に過去を思いだす瞬間に落ち込む。結婚生活が長ければ長かった方ほどこの傾向は強いので、落ち込む時間も長くなります。
私もしばらくの間、夕方にそれぞれの家庭から漏れる晩御飯の匂いやショッピングモールの家族連れを見るとせつなくて気持ちがどーんと落ち込んでいました。
未だに家庭裁判所の前を通るともう10年以上前のことなのに胸が締め付けられるような感覚になります。あの頃辛かったなぁと受け入れてはいるんですが・・・しょうがないんだと最近では思っています。
立ち直り方(方法)
自分を責めない
何かと離婚に至った理由や原因を探りがち。離婚を経験している人はわかると思いますが、なにかのきっかけで崩れだしただけで原因は一つじゃないことが多いんじゃないでしょうか。離婚という結末になりましたが、「いい時」も「いいこと」も2人の間にはあったはず。離婚に至ったから結婚の選択が間違いだったということではありません。人生を否定しないようにしてください。
身の回りのことができない
整えられた部屋、バランスのいい食事が、コンビニ弁当、荒れた部屋へと変わることで過去を懐かしんでしまいます。朝の日光を部屋にいれ、きっちりと整えられた部屋にすれば気持ちも段々と前向きになってきます。焦らなくていいので外に出て外の空気を吸うようにし、一日一つでも何か新しいことに挑戦しましょう。
ギャンブル、アルコール、出会い系に逃げない
逃げたい気持ちはわかりますが、ここに逃げたってなにも解決しません。みんな弱い人間です。そんな自分を認めるところからはじめましょう。それでいいんです。
離れた子どもと面会時に渡すものや楽しい話を考える
子供と離れて暮らしている場合は、今度あった時に子供に話す(渡す)ものを作ったり手紙を書いたり、日記を書いたり。「会えない時」を「用意する時間」に要します。
頑張りすぎない
離婚直後なんだから楽しめないし頑張れない。自分を責めないで、辛い自分を認めることで執着心から解放されます。
たちなおるまでの期間
どれだけの期間が過ぎれば、心が回復するとは一概にはいえませんが半年間~数年間と言われています。
1日1日を繋ぐことで、ゆっくりゆっくり現状に慣れてきます。一旦、半年間を目標に。そしてそれが過ぎたらまた半年間。その時間をやり過ごしてみたら新しい景色や発見、目標が見えると思います。
まとめ
無理に今の自分を奮い立たせなくて大丈夫。とても真っ暗で光が見えないと思いますが、時間が経てば必ず心の底からまた笑える日がきます。だから自分を責めないで大丈夫。一日一日を繋いで生きてください。